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2005 年度 実績報告書

人口減少社会におけるベーシック・インカムに関する理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15730147
研究機関大阪産業大学

研究代表者

斉藤 立滋  大阪産業大学, 経済学部, 助教授 (50340609)

キーワード人口減少 / ベーシック・インカム / 人口推計 / 少子高齢化 / 年金 / 医療 / 介護 / 社会保障
研究概要

昨年度のとりまとめと並行しつつ、以下の3点の課題について重点的に研究を行った。
1.社会保障制度の変更がベーシック・インカムに与える影響の理論的・実証的分析。
公的年金制度の変更や公的年金から私的年金への移行が家計の資産形成に与える影響の評価、高齢者医療と高齢者介護の連携に伴う給付と負担額の評価等である。
2.人口減少が社会保障制度の負担と給付に与える影響のモデルシミュレーション分析。
現行の社会保障制度が、将来の人口動態(人口減少と少子・高齢化)に耐え得るかどうか持続可能性をシミュレートする。
3.現行の社会保障制度に組み込まれている若年者層から高齢者層への所得再分配効果の分析。
世代間の資産分配と経済全体の資産形成との相互関係を定量的に評価していく。これらの実証分析に基づいて,家計の資産形成や労働供給を阻害しないような社会保障制度のあり方を検討する。
なお、本年度は、在外研究の機会に恵まれ、不平等問題や所得格差・資産格差問題の中で議論されているベーシック・インカムの議論についてサーベイを行い、論点整理の研究を行った。
具体的な成果としては、サーベイ論文として、「ベーシック・インカム構想の現状と課題」(仮、mimeo)、「世代会計研究の現状と課題」(仮、mimeo)を取りまとめている途中である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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