• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

モジュール化による製品イノベーションと原価企画に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 15730221
研究機関長崎大学

研究代表者

近藤 隆史  長崎大学, 経済学部, 助教授 (60336146)

キーワード原価企画 / 管理会計システム・実務 / 管理会計チェンジ研究
研究概要

16年度は主に関西(京都)にある電気機器メーカーにおける原価企画システムの導入の現場に深くコミット(導入プロジェクトへの参加、プロジェクトのメンバへの導入に関する直接の指導、社長をはじめとする関係者との懇談またはインタビュー)することにより、導入に関する詳細な定性的データの収集とシステム導入と一部試行運用による成果の確認を行った。
原価企画の一連の導入プロセスの詳細については、論文と学会報告(日本会計研究学会第63回大会・中央大学)という形でまとめることにした。特に、導入プロセスの分析視角としては、「制度論的パースペクティブ」を適用し、その鍵概念である「制度」、「ルール」、「ルーティン」の側面から、導入プロセスを経時的なケース研究として記述した。
また、定性的なデータの収集だけではなく、原価企画システムの利用者を対象に、これまで、2度にわたって(1回目2003年12月、2回目2004年7月)、統計解析を目的としたアンケート調査を実施し、当社の導入前、導入途中、導入後の利用者の意識、行動、成果の変化を定量的データによって解析する準備を進めている。現在、3度目のアンケートの実施を2005年3月から4月をめどに予定している。
このように、16年度は、リサーチサイトでのフィールド調査を主に、その一方で、統計解析のための定量的データの種集を行いながら研究を進めてきた。特に、16年度は定性的データを主に利用して、論文の作成と学会報告という形で、研究成果をまとめた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 原価企画の導入に関する予備的考察:ある電気機器メーカーの事例研究2004

    • 著者名/発表者名
      近藤隆史
    • 雑誌名

      経営と経済 84

      ページ: 81-118

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi