研究課題
1.博士論文の執筆今年度は、15年度に行ったインタビュー調査の分析を、「障害の意味の長期的変化と短期的変化の比較研究」という論文にするとともに、本論文を組み入れて「中途肢体障害者における「障害の意味」の生涯発達的変化-脊髄損傷者が語るライフストーリーから-」という博士論文(京都大学)に提出する予定である。2.国際学会での発表(2004年4月末から同年5月上旬)本研究の一部を、健康分野の質的研究に関する会議にて発表(業績リスト参照)し、昨年度と同様に、A.Frank(カルガリー大学、医療社会学)等からライフストーリー研究のアドバイスを受けてきた。3.方法論の研究日本質的心理学会第1回大会にて、質的研究を完成させるまでのプロセスについて発表した。また、看護学系の雑誌に、質的研究の動向に関する意見論文を書いた。さらに、グループ・インタビューのやり方について分担執筆した。4.香港のセルフヘルプグループの調査(2005年3月15日)香港大学と、香港リハビリテーション協会にて、香港のセルフヘルプグループの実態を調査した。5.関連する共同研究山田洋子京大教授の質的心理学に関するプロジェクトと、佐藤達哉立命館大学助教授の人間科学再構築のプロジェクト、.および松田博幸大阪府立大助教授のセルフヘルプグループ研究に、それぞれ共同研究者として参加。6.大阪府八尾市、兵庫県豊岡市の障害者ワーキング会議に参加して、当事者主導の組織のあり方を調査。7.堺市障害者サービスシステム研究会に参加して、複合的ニーズをもつ障害者の支援策を研究。8.大阪府障害保健福祉室による啓発事業の効果検証のアンケート作成に協力。
すべて 2004
すべて 雑誌論文 (4件)
看護と情報 12
ページ: 67-68
日本質的心理学会第1回大会アブストラクト
ページ: 54-55
10th Annual Qualitative Health Research Conference
ワードマップ質的心理学(無藤隆, やまだようこ, サトウタツヤ, 麻生武, 南博文(編著))
ページ: 155-162