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2005 年度 実績報告書

痴呆介護における家族支援に関する実証研究-セルフヘルプ・グループ活動を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 15730267
研究機関創造学園大学

研究代表者

荒井 浩道  創造学園大学, ソーシャルワーク学部, 講師 (60350435)

キーワードセルフヘルプ・グループ / 認知症高齢者 / 介護家族 / 呆け老人をかかえる家族の会 / ポストモダン・ソーシャルワーク / ナラティブ / 社会構成主義 / エピソード・インタビュー
研究概要

本研究の目的は、認知症(痴呆性)高齢者を介護する家族(=認知症介護家族)における特有の困難化した状況を明らかにし、家族支援における社会福祉援助技術の一つとして「セルフヘルプ・グループ」活動の有効性と課題を実証的に検討するものである。
平成17年度は、平成15年度と平成16年度に引き続き、ここ数年続けてきた資料収集を継続して行った。認知症高齢者を介護する家族の支援におけるセルフヘルプ・グループ活動に関する欧米並びに国内の文献サーベイを行い、研究動向ならびに活動実践の動向を整理した。平成17年度は、ポストモダン・ソーシャルワーク、社会構成主義、ナラティブ・アプローチと、セルフヘルプ・グループ活動の関係性について特に注目した。
また平成17年度は、認知症高齢者をかかえる家族介護者がかかえる特有の困難経験に焦点をあて、調査を実施した。この調査では、質的調査法を採用し、認知症介護家族の困難経験を「エピソード」に基づいた「物語」として位置づけ、個別インタビューを行った。
平成15年度〜平成17年度の研究成果は、「親密な家族による認知症介護物語の分析」(2005年9月、第6回日本認知症ケア学会大会)、「認知症介護家族における困難への支援-ポストモダン・ソーシャルワークとしてのセルフヘルプ・グループ」(2005年10月、第53回日本社会福祉学会大会)として発表した。
また、平成15年度・平成16年度に引き続き、平成17年度も「社団法人呆け老人をかかえる家族の会(日本アルツハイマー病協会)」の群馬県支部が主催する「家族交流会」に参加し、情報収集を行った。
以上の調査研究に際しては、人権・プライバシー保護に十分配慮して、対象者の同意・協力を得て行った。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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