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2004 年度 実績報告書

インドにおけるダリットを対象とする補償教育制度原理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15730367
研究機関順天堂大学

研究代表者

牛尾 直行  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 講師 (10302358)

キーワードインド / 補償教育制度 / ダリット / アマルティア・セン / 教育の機会均等
研究概要

1.研究枠組みの作成
昨年度実施した関係英語文献の整理をもとにして、本研究の分析視角と対象を明確に定めた。第一には、ダリットに対する補償教育制度を分析するにはその歴史・法規定・現制度・実施状況・諸評価・オルタナティブな制度の6点より考察する必要があることが明かとなった。
第二には、その分析の視点として、インド出身の経済学者アマルティア・センの一連の研究が本研究にどれだけ有効か検討し、ケイパビリティや人間開発という概念を用いることによって制度原理的な分析が可能であることを明らかにした。
上記の結果を、日本教育制度学会大会(2004年11月、埼玉大学)において発表した。
2.調査の実施
昨年度実施した予備的調査の結果、実際にダリットにその教育的経験について具体的に聞き取り調査を実施した。主な対象は成人で、ある程度の教育を受けた者のみならずほとんど教育を受けられなかった者も対象に、その個人史を詳しく聞き取った。次年度はその結果を活用して、現制度に対する評価を深める。
3.論文の執筆
上記研究枠組みに基づき、学位請求論文を執筆中である。歴史編・法規定・現制度に関してはほぼ執筆が済み、現在は諸評価とオルタナティブな制度に関し報告書や資料を分析している。また、その一環として、11に挙げたインドの高等教育民営化の現状に関する論文(学会誌掲載)を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] インドにおける高等教育の民営化の現状2004

    • 著者名/発表者名
      牛尾 直行
    • 雑誌名

      教育制度学研究 第11号

      ページ: 334-339

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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