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2003 年度 実績報告書

生涯学習社会における学校・地域の相互発展的な音楽学習に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15730387
研究機関山形大学

研究代表者

丸林 実千代  山形大学, 教育学部, 助教授 (20282197)

キーワード音楽教育 / 学校と地域 / 生涯学習 / 地域オペラ / 市民参加型
研究概要

今年度の研究の予定は、1)日立市内の小中学校における「地域との連携を目指した」音楽教育実践の調査、2)日立市内の地域の音楽活動における「学校との連携を意識した」活動の調査、3)学校と地域の「相互作用」的な要素の検討、4)来年度以降のアクション・リサーチの立案、であった。
そこでまず、今年度は日立市教育委員会に研究協力を依頼し、市教育委員会を調査実施責任部署として市内の小中学校への調査を行った。特に7月から8月に実施したアンケート調査は本研究の来年度以降の課題の明確化に大変に有効なものとなった。この調査結果については、日立市教育委員会HPにおいて公表している(http://k-iinkai.hitachi-kyoiku.ed.jp/)。
このアンケート調査をもとに、来年度に「日立市教育振興プラン」を立ち上げる予定であるが、その中間まとめを16年1月に公表した(上記HP参照)。本研究に関わる事項は「地域との連携」の項である。来年度以降、この部分をさらに具体化し、学校と地域との音楽活動の連携について追究することが求められると考えている。
日立市においては学校と地域の相互関連を図る音楽活動がさまざま展開されているが、特に「ひたちオペラ合唱団」の活動は注目に値する。そこでこの団体の活動の参与観察、団員の意識調査を実施した。本年度の活動としては9月に実施した茨城県立東海高等学校のPTA総会での合唱団の演奏(これは合唱団ではオペラ・サロンとして、毎年実施している活動)である。
来年度以降は、本年度の成果を元に、さらに学校教育との関連について追究し、どのように学校と地域の音楽活動が発展し、そこにどのような相互作用が働いていたのかを考察する予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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