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2004 年度 実績報告書

圧縮性乱流渦の音波受容性・放出性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760121
研究機関核融合科学研究所

研究代表者

三浦 英昭  核融合科学研究所, 理論・シミュレーション研究センター, 助教授 (40280599)

キーワード圧縮性乱流 / 音波 / 渦波 / 渦運動
研究概要

圧縮性乱流渦の音波放出性・受容性について、昨年度に引き続き研究を行った。研究の主な手段は一様等方乱流の直接数値計算と渦の同定・可視化手法である。今年度は、昨年度実行した減衰性一様等方乱流の数値計算(格子点数1024^3)で得られたデータについて詳細に調べた。また、圧縮性渦の運動解析の応用として、核融合実験装置LHD中の圧縮性MHD方程式直接数値計算を行い、そこに現れる圧縮性渦の発生と挙動について調べた。
格子点数1024^3の圧縮性・減衰性一様等方乱流の直接数値計算データより渦を同定し、その渦上に現れる音響的な振動構造(渦波)について詳細な解析を行った。渦波の伝播を個別追跡し、その分散関係を調べたところ、大別して2種類の波動が混在していることがわかった。一方は音波の分散関係に従い、他方は非圧縮性渦波の分散関係に近いものであることがわかった。
LHD中の圧縮性MHD方程式の直接数値計算では、圧縮性の存在が不安定性の成長率を非圧縮性の場合の1/3まで低下させるなど、これまでの圧縮性乱流で得られた結果と同様の結果が得られた。この圧縮性を伴う渦の運動により圧力の流体運動的輸送が行われ、不安定性の非線型飽和に繋がることなどを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Low m/n mode behaviors of MHD plasma in LHD2005

    • 著者名/発表者名
      H.Miura, T.Hayashi
    • 雑誌名

      Journal of Plasma Fusion and Research Series (To appear)

  • [雑誌論文] Coupled evolutions of acoustic and vortex waves in compressible isotropic turbulence.2004

    • 著者名/発表者名
      H.Miura
    • 雑誌名

      Turbulence X (Proceedings of the Tenth European Turbulence Conference, International Center for Numerical Methods in Engineering)

      ページ: 115-118

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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