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2003 年度 実績報告書

視線検出用カラーコンタクトレンズの設計と視線入力システムインタフェースの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15760182
研究機関神奈川大学

研究代表者

西内 信之  神奈川大学, 工学部・経営工学科, 助手 (70301588)

キーワード視線検出 / 画像処理 / カラーコンタクトレンズ / コンタクトレンズ / ヒューマンインタフェース / 視線入力 / 眼球運動 / クロマキー
研究概要

本年度の実施計画に基づき、視線検出用カラーコンタクトレンズの基本的なデザイン設計を行った。具体的には、次の3つのステップで研究を進めた。
1.コンタクトレンズのずれの計測:視線検出にコンタクトレンズを用いるときに検討すべきコンタクトレンズのずれは、眼球運動によるずれと、瞬きによるずれの二種類がある。それぞれのずれに関する被験者実験を行い、レンズとずれの関係について検討を行った。実験では、スポーツタイプのずれの少ないといわれているコンタクトレンズと、レンズ径、レンズ曲率の異なる一般的なコンタクトレンズを用いた。スポーツタイプのコンタクトレンズであれば、視線検出用として充分使用に耐えうる範囲のずれであることが確認された。
2.マークの色の選定:画像処理の一手法であるクロマキー(Chromakey)のアルゴリズムを応用してマークの抽出を行った。評価実験として、照明条件が変化する環境でのマークの抽出実験を行った。被験者がレンズを装着した状態でも、クロマキーを用いているため輝度の変化には強く、安定したマーク抽出が行えた。
3.マークの形状・配置;直径約1mmの円形マークを瞳孔エッジ近傍に正三角形になるよう配置し実験を行った。設計には、CADソフトを利用して行っている。評価実験では、CADソフトを利用したシミュレーション、プラスチック製の眼球モデルを用いた実験を経て、被験者実験を行っている。被験者実験では、注視時の視線検出の安定性について評価を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 西内 信之: "視線と頭部位置の検出法を利用したヒューマンインタフェースに関する研究"横浜国立大学大学院工学研究科生産工学専攻 博士学位論文. (2003)

  • [文献書誌] 西内 信之: "視線・頭部位置の検出を利用したヒューマンインタフェース"日本機械学会関東支部第10期総会講演会講演論文集. No.040-1. 15-18 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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