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2004 年度 実績報告書

カオス発生回路の設計方法の開発とその応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760284
研究機関四国大学

研究代表者

細川 康輝  四国大学, 経営情報学部, 講師 (20341266)

キーワードカオス回路 / 電気回路 / 集積回路 / 結合系 / リングオシレータ
研究概要

これまで行ったカオス回路の設計方法の1つである2つの発振器をダイオードで結合した系について、これまで調査した回路に加えて、いくつかの回路が得られることが判明した。そこで、それら回路について回路実験とコンピュータシミュレーションによる検証を行った。その結果、いくつかの回路についてはカオス発生を確認できたが、一部の回路では確認できておらず、引き続き調査する必要がある。このため、16年度中の投稿を予定していたこの設計方法の投稿を延期し、現在調査中の回路も加えた状態での投稿を考えている。これらの回路の調査は現在順次行っており、17年度の成果として報告できると考えている。
一方、カオス回路の結合系についての研究も行っており、同じカオス回路を異なる2つの節点で完全結合した回路に起こる現象について、大まかな現象の説明ができた。しかしながら、それを証明する解析などが、研究課題として残っており、17年度中での解決を目指す。
16年7月International Journal of Bifurcation and Chaosに掲載されたリングオシレータを用いたカオス回路については、IC回路の試作を考えており、これまで、問題点の洗い出しなどを行った。前出の研究がまとまり次第、試作についても本格的に着手する予定である。
本年度の研究成果の一部は、電気関係学会四国支部連合大会、電気電子情報通信学会非線形問題研究会、2005 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processingなどで報告を行っている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] ウィーンブリッジ発振器と共振器を用いたカオス回路2005

    • 著者名/発表者名
      細川康輝, 西尾芳文
    • 雑誌名

      電子情報通信学会非線形問題研究会技術報告 NLP2004・114

      ページ: 8-86

  • [雑誌論文] Analysis of Chaotic Circuits Using Wien Bridge Oscillator and a Resonator2005

    • 著者名/発表者名
      Y.Hosokawa, Y.Nishio
    • 雑誌名

      Proceedings of 2004 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing

      ページ: 73-76

  • [雑誌論文] Simple Chaotic Circuit Using CMOS Ring Oscillators2004

    • 著者名/発表者名
      Y.Hosokawa, Y.Nishio
    • 雑誌名

      International Journal of Bifurcation and Chaos Vol.14・no7

      ページ: 2513-2524

  • [雑誌論文] カオス回路結合系に発生する現象とパラメータの関係2004

    • 著者名/発表者名
      細川康輝, 西尾芳文
    • 雑誌名

      平成16年度電気関係学会四国支部連合大会講演論文集

      ページ: 3

  • [雑誌論文] Influence on Frequency Variations on an Asymmetrical Coupled Chaotic System2004

    • 著者名/発表者名
      R.Tsujioka, Y.Hosokawa, Y.Nishio
    • 雑誌名

      平成16年度電気関係学会四国支部連合大会講演論文集

      ページ: 338

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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