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2003 年度 実績報告書

若材齢における上面増厚コンクリート梁の疲労強度特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760339
研究機関豊田工業高等専門学校

研究代表者

河野 伊知郎  豊田工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (50259876)

キーワード超速硬セメント / 若材齢 / 表面処理 / 水平打継目 / 鉛直打継目 / 打継目強度 / 表面形状
研究概要

本年度は種々の表面処理方法が若材齢における打継目強度に及ぼす影響について研究を行った。実験には旧コンクリートの打継面に種々の表面処理を施し、超速硬セメントコンクリートを打ち継いだ供試体を用いた。表面処理は水洗い、ブラッシング、チッピング、ショットブラスト、高圧水、エポキシ、以上の6種類である。打継方法は水平および鉛直打継法で、材齢は3時間および1日とした。また、表面形状が打継目強度に及ぼす影響を調べるために表面形状の解析も行った。本研究で得られた成果を以下に簡単にまとめる。
1.今回行った全ての条件において、水平打継目の打継目強度は鉛直打継目よりも高い値を示した。その原因を調べるためにブリーディング試験および沈降収縮試験を行った結果、主な原因は打ち込みおよび締固めの際、水平打継目は打継面の凹凸の凹部の隅々までペーストおよびモルタル成分が充填しやすいために、付着が良好となり、強度が増加したものと考えられる。
2.材齢3時間の打継目強度は、水洗い、ブラッシング、チッピングの3種は低い値を示しているが、ショットブラスト、ウォータージェットおよびエポキシ樹脂は高い値を示した。
3.材齢1日においては全ての表面処理方法において打継目強度が増加し、特にウォータージェットおよびエポキシ樹脂の水平打継目は非常に高い値を示した。
4.表面形状の解析を行った結果、表面処理法により打継面の形状、表面積、凹凸の高低差などが大きく変化することが明らかとなった。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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