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2004 年度 実績報告書

若材齢における上面増厚コンクリート梁の疲労強度特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15760339
研究機関豊田工業高等専門学校

研究代表者

河野 伊知郎  豊田工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (50259876)

キーワード超速硬セメントコンクリート / 軽量骨材 / 若材齢 / 増厚 / 曲げ疲労荷重 / 付着強度
研究概要

本年度は若材齢における新旧打継面を有するコンクリートの曲げ疲労強特性について研究を行った。供試体は打継面を有する鉄筋コンクリート梁および打継面を有しない鉄筋コンクリート梁とし、骨材の影響を調べるために軽量骨材と川砂利を用いた。これらの供試体を用いて若材齢で曲げ疲労試験を行い、曲げ強度や曲げじん性係数などを測定した。本研究で得られた成果を以下に簡単にまとめる。
(1)軽量骨材を用いた供試体は,川砂利を用いた供試体と同様に,ショットブラストによって表面処理を施すことにより,打継面を有しない供試体と同様の強度特性を示すことが明らかになった。
(2)ひび割れの進展についても,粗骨材の種類にかかわらず,ショットブラストによって表面処理を施した供試体は,打継面の影響をほとんど受けていない破壊性状を示すことが明らかになった。
(3)粗骨材の種類にかかわらず,ショットブラストによる表面処理を施した供試体および打継面を有しない供試体はタフネスの減少率が著しく小さくなることが明らかになった。
(4)ショットブラストによる表面処理を行ったコンクリート表面は軽量骨材を用いた場合,川砂利を用いた場合,どちらも表面積が増加し,また,形状も複雑になることが明らかになった。
以上のことより,ショットブラストによる表面処理を行うことは,粗骨材の種類にかかわらず若材齢に疲労荷重が作用することによる曲げ荷重低下および付着強度低下の抑制に有効であることが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 超速硬軽量コンクリート梁を打ち継いだ梁の疲労特性2004

    • 著者名/発表者名
      河野伊知郎, 中嶋清実, 梅原秀哲, 岡田光芳
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文報告集 第26巻

      ページ: 1051-1056

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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