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2003 年度 実績報告書

ミジンコ付属肢の形態多様性と形態形成遺伝子群の発現制御機構の分子進化

研究課題

研究課題/領域番号 15780217
研究機関東京薬科大学

研究代表者

志賀 靖弘  東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (00277253)

キーワード甲殻類 / 分子進化 / ミジンコ / 形態形成遺伝子 / Distal-less / 発現制御 / Hox遺伝子 / Homeotic gene
研究概要

(1)ミジンコにおける各Hoxタンパク質とDLLの発現領域の解析
ミジンコHoxタンパク質に対する特異抗体の作製を試み、現在までにLAB,FTZ,DFD,SCR,ANTP,UBX,ABD-A,ABD-Bの各タンパク質に対する特異抗体を得た。現在残りのPB,HOX3,CADの各タンパク質に対する特異抗体の作製を試みている。また作製した各抗体を用いて、それぞれのタンパク質の発現時期および領域を明らかにした。
(2)ブラインシュリンプdllのクローン化
dll遺伝子の発現に重要な配列は種間で保存されている事が期待される。その足掛かりとして、ミジンコと近縁の甲殻類であるブラインシュリンプのdll cDNAをクローン化した。
(3)ミジンコdllの発現制御機構に関与する遺伝子群の単離と、その発現領域の解析
ミジンコdllの発現制御機構においても重要な役割を担っていると予想される、dpp/gbb,wg,hhの受容体やシグナル下流の転写因子等の包括的なクローン化を試みた。現在までにdpp/gbbの受容体である事が期待されるtkv,sax,babo,punt、またwgの受容体である事が期待されるfz1,fz2のミジンコにおける相同遺伝子を単離した。また一部の遺伝子に関してはmRNAでの発現時期および領域を明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hayashi S., Yamagata H., Shiga Y.: "Morphogenesis and Pattern Formation in Biological Systems : Experiments and Models. --- T.Sekimura, S.Noji, N.Ueno, P.K.Maini (Eds.)"Springer. 7 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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