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2003 年度 実績報告書

精子形成に関わるTBPIPの遺伝子欠損マウスを用いた機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 15790105
研究機関福井大学(医学部)

研究代表者

八木 秀司  福井大学, 医学部, 助手 (10303372)

キーワードTBPIP / 精巣 / 精子形成 / 核内移行シグナル / GFP / 遺伝子欠損マウス
研究概要

1.TBPIPの機能ドメインの解析
現在のところ、各種TBPIP変異分子にGreen fluorescent protein (GFP)を結合した分子をCOS-7細胞内に強制発現することにより、核移行シグナルの同定を終えた。この部位のアミノ酸配列は予測される核移行シグナルの配列に近似していた。また、この配列は他の細胞でも共通して核移行シグナルとなりうるか検討した。精巣由来の細胞株GC-1およびGC-2にTBPIPの核移行シグナルとGFP分子の融合蛋白を強制発現させた場合、同様の結果を得ることが出来た。また、核移行シグナル部位に,TBPIP分子のC-terminalの27アミノ酸残基を結合したGFP融合蛋白は、核内での集積が変化することが判明した。この部位の機能としてTBPIP分子の核内で他の分子と結合している可能性を考え、現在、検討中である。
2.TBPIPの強制発現による機能解析
精巣由来の細胞株、GC-1およびGC-2を用いて、TBPIPの発現を検討した。RT-PCR法では、GC-1、GC-2ともにTBPIPを発現していることが判明した。また、我々が作製した抗体を用いてGC-1、GC-2細胞より抽出したサンプルに対してWestern blot analysisを行ったところ、予測される分子量より高分子のバンドが確認された。この結果の意義については検討中である。
3.TBPIPのin vivoでの機能解析
TBPIP遺伝子欠損マウスの作製をconditional knockout法を用いて試みているが、Crerecombinase発現マウスとの掛け合わせにより、TBPIP遺伝子を欠損したマウスは、現在まで得られていない。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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