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2005 年度 実績報告書

H.pylori感染による胃炎の成立・持続におけるケモカインレセプターの役割

研究課題

研究課題/領域番号 15790333
研究機関弘前大学

研究代表者

下山 克  弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (50312492)

キーワードHeilcobacter pylori / CXC chemokine / 好中球
研究概要

本邦において多くのHelicobacter pyloriが持つcag pathogenicity islandは多数のタンパクをコードする遺伝子群であり、それらのタンパクはTypeIV secretion systemを形成し、H.pyloriの意上皮細胞接着後にCagA蛋白を胃上皮細胞が胃上皮細胞内に送り込み、ケモカイン産生を刺激することが知られている。感染胃粘膜における菌側の因子を検討するため生検組織から分離培養されたH.pyloriのcag pathogenicity islandの遺伝子型について、cagA,cagEおよびVirD4の3つの遺伝子についての解析を中心に行った。また、宿主側がCagA蛋白をどの程度認識しているのか、これらの遺伝子の有無との関連を検討した。以上のことから得られた知見を論文で公表した。
また、H.pyloriの胃粘膜上皮細胞への接着に重要な役割を果たすSabAをコードする遺伝子sabAについて組織学的胃炎、抗LewisX抗体との関わりについて検討し、13^<th> United European Gastroenterology Weekにおいて「Association between bacterial sabA status and presence of anti-Lewis X antibody in patients with Helicobacter pylori infection」として、ワークショップで発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Relation of CagA seropositivity to cagPAI phenotype and histological grade of gastritis in patients with Helicobacter pylori infection.2005

    • 著者名/発表者名
      Shimoyama T, et al.
    • 雑誌名

      World J Gastoroenterol 11・24

      ページ: 3751-3755

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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