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2003 年度 実績報告書

骨髄間質細胞からの膵臓β細胞再生

研究課題

研究課題/領域番号 15790467
研究機関自治医科大学

研究代表者

中田 正範  自治医科大学, 講師 (10305120)

キーワード骨髄 / 膵β細胞 / インスリン / 再生 / 糖尿病
研究概要

1型糖尿病および重症2型糖尿病の治療において、脾臓もしくは膵島の移植は根治治療の一つとなる。しかし、膵島のドナー不足は深刻であり、その問題解決に骨髄間質細胞からの膵β細胞再生は有用である。本研究は骨髄細胞からのグルコース応答性インスリン分泌細胞の再生を目標とする。
膵島内前駆細胞表面抗原の検索
マウス膵島前駆細胞の分離法の確立を目指す。効率的かつ選択的細胞単離において特異的表面抗原の同定が必要である。マウス膵島内前駆細胞の細胞膜蛋白質をマウスに免疫し、得られた抗体を脳と胎児cDNAライブラリーをWestwestern法でスクリーニングを行ない、数種類の抗体認識蛋白質を同定した。
骨髄間質細胞の検討
グルコース応答性に関与するグルコーストランスポーターやグルコキナーゼ、KATPチャネル等の解析を行なった。骨髄からの再生インスリン陽性細胞はグルコキナーゼの発現が弱く、グルコース応答性が欠如している事が判明した。
2年目は、骨髄からのグルコース応答性を有したインスリン陽性細胞の効率的な分化誘導系の確立を目指す。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Nakata M, Yada T.: "Nitric oxide-mediated insulin secretion in response to citrulline in islet β-cells."Pancreas. 27. 209-213 (2003)

  • [文献書誌] Arisato T, Sarker KP, Kawahara K, Nakata M et al.: "The agonist of the protease-activated receptor-1 (PAR) but not PAR3 mimics thrombin-induced vascular endothelial growth factor release in human smooth muscle cells"Cell Mol Life Sci.. 60. 1716-1724 (2003)

  • [文献書誌] Obara S, Nakata M et al.: "Activation of Integrin-linked kinase (ILK) in glioblastoma and inhibition by the tumor suppressor PTEN"Cancer letters. in press.

  • [文献書誌] 中田正範, 矢田俊彦: "コレシストキニン"日本臨床 2003年増刊号「肥満症」. 61. 177-181 (2003)

  • [文献書誌] 中田正範, 矢田俊彦: "肥満と摂食調節の基礎、臨床と展望"Bio Clinica. 19. 16-17 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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