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2004 年度 実績報告書

胎盤発育の分子生物学的制御機構の解明-SSH法による新規胎盤特異的遺伝子の発見-

研究課題

研究課題/領域番号 15790560
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

松本 直  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00327595)

キーワード新規胎盤選択的遺伝子 / suppression subtractive hybridization(SSH) / rapid amplification of cDNA Ends (RACE)
研究概要

昨年度は、未知の胎盤選択的遺伝子を網羅的に検出し、完全長cDNAの塩基配列およびアミノ酸配列を同定した。具体的には、新規胎盤選択的遺伝子完全長cDNAの塩基配列の同定を行ったところ、RACEにより3クローンの新規胎盤選択的遺伝子完全長cDNAの塩基配列を同定し、さらにデータベース検索により、3クローンの新規胎盤選択的遺伝子のアミノ酸配列および蛋白を推定した結果、そのうちのひとつであるクローン8は胎盤、卵巣、精巣に選択的に発現しソマトトロピンドメインを有し、ホルモン活性をもつことが推定された。本年度は新規胎盤選択的遺伝子が担う機能の推定を以下のようにして行った。
1,ノザンブロットを用いた妊娠時期による発現変化の検討を行ったところ、クローン8に関するノザンブロットでは、妊娠時期による明らかな発現変化を認めなかった。
2,in situ hybridizationによる細胞局在の検討を行ったところ、クローン8に関するin situ hybridizationでは、胎盤では絨毛細胞、特に巨細胞に、卵巣では卵子に、精巣では精母細胞に発現を認めた。
本実験のまとめとしては、3種類の新規胎盤選択的遺伝子を検出し、完全長cDNAの塩基配列を同定し、アミノ酸配列および蛋白を推定した。そのうちのひとつでは、ソマトトロピンドメインを有し、ホルモン活性をもつことが推定され、胎盤では絨毛細胞、特に巨細胞に、卵巣では卵子に、精巣では精母細胞に発現していることが確認された。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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