研究概要 |
1)PET画像とCT,MRI画像の重ね合わせに使用する島津製作所製のT-B Fusionソフトを用いて、原発性肺癌、転移性肺癌、縦隔リンパ節腫脹の5名の患者および正常ボランティアによる重ね合わせの確認を行い、精度よくPET画像を形態画像と重ね合わせることが可能であることを確認した。この結果については2003年の日本核医学会総会で発表した。 2)脳梗塞にて精査加療のために入院し、頚動脈アテロームまたは胸部大動脈のアテロームを指摘された患者5名についてFDG腫瘍PET,胸部CT,頚部MRIを行い、重ねあわせを行った。このうち内頚動脈閉塞発症3日以内に全検査が行われた1例において、頚動脈アテロームに一致するFDG高集積が確認された。胸部大動脈壁に一致する集積は2例で見られたが、CT画像上の動脈壁肥厚には一致していなかった。
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