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2003 年度 実績報告書

全身麻酔下歯科手術後のセロトニン遊離による嘔気・嘔吐誘発作用

研究課題

研究課題/領域番号 15791183
研究機関北海道医療大学

研究代表者

大桶 華子  北海道医療大学, 歯学部, 助手 (90295907)

キーワードPONV / 5-HT / 麻酔薬 / 全身麻酔 / 不安
研究概要

1.全身麻酔薬に対する嘔気・嘔吐の動物モデルの完成
研究計画に従い,本年度は研究動物を用いた全身麻酔後嘔吐モデルの確立に着手した。アクリル製のチャンバー内にケージを入れた状態で吸入麻酔薬による全身麻酔を実施した後に覚醒させ,嘔吐行動を行動薬理学的に観察した。吸入させる麻酔薬の種類,吸入濃度・時間設定を変えることで嘔吐の閾値を検索するとともに,研究費で新規購入した呼気ガスモニターを用いて低酸素症や高炭酸ガス血症などの呼吸状態も観察した。現在,ビデオシステムにより記録した嘔吐行動の観察記録を解析・検証中である。
2.ヒトにおける5-HT濃度の検索
臨床的研究として,ヒトにおける5-HT濃度の基礎レベルとその日内変動を検索した。特に,嘔気・嘔吐を誘発しやすい患者(歯科治療時の不安などに誘発する異常絞扼反射など)で麻酔前のコントロールデータを収集した。唾液・血液・尿のサンプルを経時的に採取し,高速液体クロマトグラフィーを用いて5-HT濃度を測定している。現在,データーの解析および個体数の追加を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masaru KUDO, Hanako OHKE, Noboru SHINYA: "Positive correlation between the face anxiety scale and the state anxiety inventory in elderly Dental patients"HIGASHI NIPPON DENTAL JOURNAL. 22・1. 29-33 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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