本研究は、出産施設の妊娠、出産、育児に関する看護ケア内容を第三者評価し、その情報を妊婦の出産施設選択に役立つ情報として発信することを目的としている。今年度は、妊婦が出産施設を選択する際に求めている情報、求めて得られた情報の情報源、出産施設を選択する理由となった情報、情報と実際とのずれ、出産後、出産前に知っていればよかったと思った情報について調査を行う。現在、調査場所の決定のため、大阪府下で分娩を行っている病院、診療所、助産所の数と分布を調査中である。方法は、大阪府が公開しているインターネット上のホームページから、大阪府に産婦人科または産科を標榜する開業届出のあった病院、診療所をピックアップし、リストの作成を行っている。分娩を行っているかどうかについては、問い合わせにより確認作業を行う。また、大阪府下の出生数と分に布について調査を行っている。方法は、厚生労働省大臣官房統計情報部企画課情報企画室が公開している「都道府県・市区町村のすがたデータベース」の人口動態統計、出生数を利用している。学会参加をはじめ助産学、医学、母性看護学心理学の専門家からの情報収集や、討議を行い、調査に用いる質問紙を作成中である。 施設の医療内容や看護ケア内容の情報公開の現状を多施設で調査を行うために、現在、インターネットで公開されている、分娩施設に関する情報の整理を行っている。
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