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2004 年度 実績報告書

入院中における慢性疾患児へのライフスキル形成を基盤とする看護支援の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15791301
研究機関神戸大学

研究代表者

内 正子  神戸大学, 医学部, 助手 (20294241)

キーワード慢性病児 / ライフスキル / 入院
研究概要

本研究の目的は、入院中における慢性疾患児に対して、ライフスキルの育成が可能な看護支援を明らかにすることである。
初年度である16年度は、医学中央雑誌による文献検索を行った。内容は、入院中の慢性疾患児を対象に研究された論文のうち、ライフスキルの具体的なスキルである(1)健全な自尊感情(2)ストレスマネジメント(3)コミュニケーション(4)意思決定(5)目標設定のキーワードを検索した。
その結果、(1)については、慢性疾患児と健康児には差がないこと、慢性疾患児の自尊感情には発症期間や子どもの思い、家族や看護者のサポートが関係していることが判明した。(2)に関しては復学に向けての子どものストレスとコーピング、その影響因子として学校関係者の関わりがみられたこと、(3)については子どもと家族、看護職との関係性などが多く占められており、子ども自身のスキルに特化した研究はみられなかった。(4)については、全体的に子どもの意思決定に関する研究は少なく、身体的侵襲を与える治療に対しての子どもの意思決定についての研究がみられた。(5)に関しての研究はなかった。
文献検索で得られた結果を参考にして入院中の慢性疾患児のライフスキルの現状を把握するためのインタビューガイドを作成し、協力病院への依頼をした。今後、慢性疾患児(腎疾患、喘息)を対象に半構成的面接調査と同時に入院中の療養行動を観察し、ライフスキルと療養行動についての関連性を見出すための分析を行う予定である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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