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2004 年度 実績報告書

学術研究システムの改革のための資源配分および研究人材養成に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 15800001
研究機関筑波大学

研究代表者

山本 眞一  筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (10220469)

研究分担者 岩澤 康裕  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40018015)
大野 弘幸  東京農工大学, 工学部, 教授 (00176968)
小田切 宏之  一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40114053)
鈴木 久敏  筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (10108219)
加藤 毅  筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 講師 (10233800)
キーワード学術政策 / 学術研究環境 / 研究人材養成
研究概要

われわれの研究グループでは、これまで平成10年度、平成14年度の二時点にわたり大学における学術研究環境の現状や新しい動向などについて定量的な調査を実施してきた。本調査研究でも、前年度から進めてきた議論およびインタビューなどの成果をふまえ、アンケート調査「学術研究活動のための資源配分および研究人材養成に関する調査」を実施した。現在、実査と並行して分析方針等について議論を重ねている。今年度の研究の最大の成果である調査票は、以下のような枠組みを構築した上で設計されている。
今回の調査では、以下の二点を大きな柱として設定した。第一は、重点化あるいは競争化などの学術研究資源の配分方式の変化が現場に及ぼしている影響を明らかにすることである。結果的に資源の配分はどの程度集中化し、そのことによってどのような問題が生じているのか。たとえば集中化が特に進行しているのがポスドクであり、その実態および影響について、問題が深刻化する前段階のうちに定量的に把握しておくことが重要であると考えた。同時にここでは、過去二回の調査結果との比較が可能であるという強みを活かした調査設計を重視した。
第二点として、現在起こりつつあるさまざまな変化(問題)を「フローの増加によるストックの侵食を通じた衰退の危機」という統一的な視点から説明できるのではないかとの仮説を立て、その検証を試みる。厳しい財政状況という制約のもとでストックを整備するためには、短期的な競争を繰り返すのではなく、選択に基づく中長期的(安定的)な重点的投資が必要なのではないか。このような、学術政策における基本的な考え方に関して、仮説の検証を通じて議論を深めていきたい。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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