研究課題/領域番号 |
15800006
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
清水 康敬 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, センター長 (10016561)
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研究分担者 |
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
前迫 孝憲 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (00114893)
矢野 米雄 徳島大学, 工学部, 教授 (40035663)
堀田 龍也 静岡大学, 情報学部, 助教授 (50247508)
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キーワード | 教育の情報化 / 情報教育 / 効果的な教育 / 確かな学力 / 学力向上 / インターネット / 次世代の能力 |
研究概要 |
(1)コンピュータ活用に関する教員の実態調査 教員がコンピュータやインターネットを活用した効果的な教育方法に関する検討を行うために、5,000校の学校を対象にして、教員と管理職に対する実態調査を実施した。調査の結果、例えば次のような現状が得られている。 学校が用意した教員用のコンピュータは少ないが、ほとんどの教員は個人で購入したコンピュータを持っている。そのため、セキュリティの問題が不安である。ただし、ほとんどの学校の職員室にはコンピュータが整備されており、校務処理のためにはコンピュータ活用に関しては、ほとんど教員が行っている。 校長をはじめ管理職からの回答によると、教室で使えるコンピュータの設置と、教員1人に1台のコンピュータを強く望んでいる。また、コンピュータやインターネットを教科指導に活用することは効果的を考えており、著作権教育の必要性、有害情報をカットするフィルタリングを望んでいる。 教育の情報化を推進に対する阻害要因では、教員が使えるコンピュータの不足、学校のコンピュータ機能の不足、教育用コンテンツの不足、事前の準備時間の不足、ITに関する教員の知識とスキル不足などを挙げている。 (2)海外における教育の情報化に関する調査 今年度は、米国、英国、韓国、シンガポールを調査した。その結果、いずれの国も我が国より進んでいる現状を知ることができた。
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