研究課題
2015年度には、研究代表者と研究分担者は共同して、まず6月に、代表者のゼミに出席している大学院生向けに、身体性に対する意識を高めることを目的としたワークショップを実施した。12月にはニューヨーク市立大学シーガル・センターで開催された国際シンポジウム「パフォーマンス・ロボット・ドラマトゥルギー」に参加し、同じパネルにおいて共同発表を行った。さらに3月には、早稲田大学におけるトリアー大学・神戸大学との3大学共同国際研究集会においても、「ノンヒューマン・パフォーマンスの詩学」と題して、共同発表を行った。2016年7月にメルボルン大学で開催される国際パフォーマンス学会(PSi)の大会においても共同発表を行うべく、定期的に議論する機会を持ち、準備を進めているところである。同時に、日本におけるドラマトゥルギーの研究と実践の発展にも寄与すべく、日本ドラマトゥルク連絡会にもともに参加している。また、研究分担者は単独で、平田オリザや長内真理らの稽古場にも定期的に観察者として参加し、長内真理、石黒浩にインタビューを行い、日本各地(東京、横浜、京都、利賀)で開催される演劇祭を視察調査した。その成果として、8月末に国際パフォーマンス学会において、英語で学会発表を行い、英語で2本の論文(出版済みないし出版確定)、ハンガリー語で2冊の共編著を出版し、4本の論文(共編著書に掲載された論文2本を含む、すべて出版済み)を執筆した。また、JSPSが主催するサイエンス・ダイアローグに参加し、法政女子高等学校にて英語でレクチャーを行った。
1: 当初の計画以上に進展している
2015年度中には、早稲田大学において大学院生向けのワークショップを共同で実施、ニューヨーク市立大学での国際シンポジウムにおいて共同発表を行い、早稲田大学におけるトリアー大学・神戸大学との3大学共同国際研究集会において共同発表を行うなど、当初の計画以上に共同研究は進展していると判断する。
2015年度の成果を受けて、いっそう緊密に連携し、共同研究を継続していく。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 4件、 招待講演 2件) 図書 (2件)
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