研究課題
目的:本研究は、サルモネラに対する高機能・省力型ワクチンの開発を目的とし、申請期間において、サルモネラ感染防御に関与する抗原の同定及び抗原の機能解析を実施する予定である。これまでに、サルモネラ経口感染防御には、B細胞とT細胞の両者が重要であることを明らかにしてきた。また、サルモネラ経口感染防御に関与するB細胞の抗原(O抗原)を同定した。本年度は、1)O抗原に対する抗体による感染防御機構の解析、2)経口感染防御に関与するT細胞を惹起させる抗原の探索を実施した。結果:1)O抗原に対する抗体はマクロファージ内への菌の取り込みを促進させ、取り込んだマクロファージにより菌が殺菌されることを明らかにした。2)サルモネラが分泌する蛋白質が経口感染に対して感染防御に関与していることを明らかにした。
2: おおむね順調に進展している
感染防御に関与する抗原を同定した。また、成果の一部を論文に発表した。
同定した抗原の機能解析を実施する。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)
PLOS ONE
巻: 3 ページ: e0151352
0.1371/journal.pone.0151352
FEMS Microbiology letters
巻: 362 ページ: fnv168
10.1093/femsle/fnv168