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2017 年度 実績報告書

近代日本の植民地主義と「東アジア史学史」

研究課題

研究課題/領域番号 15F15302
研究機関立命館大学

研究代表者

桂島 宣弘  立命館大学, 文学部, 教授 (10161093)

研究分担者 SHIM HEECHAN  立命館大学, 衣笠総合研究機構, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2015-11-09 – 2018-03-31
キーワード史学史 / 東アジア / 近代歴史学 / 実証主義 / 歴史主義 / 植民地主義 / 冷戦 / 新自由主義
研究実績の概要

最終年度に当たる平成29年度には、今までの研究成果のまとめに尽力した。本研究の拠点である「東アジア史学思想史研究会」を開催した。開催日と報告者は以下の通り。1. 2017年6月9日「近代朝鮮儒学史の形成」ロ官汎(韓国・ソウル大学校)2. 2017年6月17日「戦後日本の普遍主義を問う-権赫泰『平和なき「平和主義」』を読む」廣瀬陽一(大阪府立大学)、原佑介(立命館大学)、権赫泰(韓国・聖公会大学)3. 2017年7月1日「日本史学史を問う-岐路に立つ歴史学の行方」戸邉秀明(東京経済大学)、田中聡(立命館大学)4. 2017年10月7日「近世日中思想交渉に関する最近の研究」徐興慶(台湾・中国文化大学)「近世~近代日中韓における儒学思想交流」許怡齢(台湾・中国文化大学)5. 2017年10月20日「わが日本史研究修行」張憲生(中国・広東外語外貿大学)。本年度の科研費の多くは、これら日中韓台の研究者の招聘に用いられた。そのなか「東アジア史学史」に関するシンポジウムを日韓の歴史学者を招いて1回開催した(2017年7月1日)。このシンポジウムでは主に「史学史」という歴史研究の一分野がもつべき問題意識とこれからの方向性について、多くの研究者が参加したなか、議論を交わした。当日は二人の日本人研究者が報告を行ったが、日本・韓国・中国・台湾・北朝鮮における戦前、戦後の歴史叙述の実際やその意味について議論を交わし、それらを東アジア史学史の観点から捉えなおすための方法を考察した。現在、これらの報告原稿をまとめ、その成果の刊行を進めている。研究分担者は、前年度同様、これらの研究会を企画・運用すると同時に、自身の研究成果を単行本として準備している。また韓国でも研究分担者の研究成果を含める論文集が『季刊日本思想史』特集号として刊行される予定であり、研究分担者の単行本の企画も進んでいる。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [国際共同研究] 漢陽大学/教員大学(韓国)

    • 国名
      韓国
    • 外国機関名
      漢陽大学/教員大学
  • [学会発表] 「東アジア史学史」試論2017

    • 著者名/発表者名
      沈煕燦
    • 学会等名
      京都コリア学コンソーシアム
    • 招待講演
  • [学会発表] 植民地フマニタスについて2017

    • 著者名/発表者名
      沈煕燦
    • 学会等名
      戦後日本文化再考
    • 国際学会
  • [図書] 植民地がつくった近代2017

    • 著者名/発表者名
      尹海東(沈煕燦・原祐介訳)
    • 総ページ数
      360
    • 出版者
      三元社
    • ISBN
      978-4-88303-437-6

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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