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2017 年度 実績報告書

平安時代古辞書の注釈書としてのテキストデータベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15F15305
研究機関京都大学

研究代表者

大槻 信  京都大学, 文学研究科, 教授 (60291994)

研究分担者 SHIN WOONGCHUL  京都大学, 文学研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2015-10-09 – 2018-03-31
キーワード古辞書 / 平安時代 / 翻字 / 注釈 / データベース / 類聚名義抄 / 構造化テキスト
研究実績の概要

本年度は次の点に関する研究を進めた。
【1 テキストデータベースの公開】 前年度まで作成した図書寮本『類聚名義抄』の翻字本文を中心に、校訂情報と訓読文を取りまとめてテキストデータベースとして構築・公開した。公開はHDICのFileMaker基盤のデータベースの一部(ZRM)として行っている。
【2 翻字本文の解析情報の作成】 前年度中に行った図書寮本『類聚名義抄』翻字本文の解析情報(類型・出典)作成を拡大実施した。解析は(a)掲出語と(b)注文とに分けて行った。(a)掲出語に対しては、形態的な側面(一字・複数字)と内容的な側面(単字・一般漢語・仏教語・異体字掲出)から解析を実施した。(b)注文に対しては、注文類型(字音・字義・字体・和訓)と出典情報とによって行った。
【3 テキストデータベースの進化構造化テキスト設計の構想】 上述の翻字本文の解析情報は基本的に翻字本文とは別のテーブルとして作成した。しかし、その成果をより直観的に利用するためには、翻字本文の上に解析情報をタグの手法で載せた「構造化テキスト」の形が有効である。その構造化テキストは、本課題で構築したテキストデータベースの進化バージョンであり、古辞書研究上の重要成果である翻字本文の解析情報を直観的かつ効率的に利用するために有効なフォーマットである。その構造化テキストの設計とその作成におけるテキストデータベースとの連繋方案の模索は、本課題の次のステップとして重要な課題である。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 『今昔物語集』の解読における古辞書の効用と限界2017

    • 著者名/発表者名
      申雄哲
    • 学会等名
      韓国日本語学会第36回国際学術発表大会

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公開日: 2018-12-17  

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