研究課題/領域番号 |
15F15324
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
佐々 真一 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (30235238)
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研究分担者 |
DECHANT ANDREAS 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2015-11-09 – 2018-03-31
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キーワード | 非平衡 / ゆらぎ / 小さな機械 |
研究実績の概要 |
10月中旬の来日以来、予定どおりの研究計画にとりくんだ。実験研究者(九州大学水野氏)と様々な議論をし、非平衡環境から仕事を取り出す問題を考えた。12月にイギリスから招へいした研究者(Blaule氏)との議論の中から経て、特に、「ガウスホワイトノイズをリソースとする微小エンジン」というテーマに焦点をあてて研究をすすめた。具体的な模型の提案、様々な物理量の計算、法則の定式化、などなどできることは全て行った。今後、この課題について論文としてまとめる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
来日以来、ほぼ毎日何かの話をし、ほぼ毎週議論を積み重ねている。研究テーマは大変面白いものになったと思っている。目標はもう少し野心的で、そこから取り出せる仕事の限界などついて法則を抽出したかったが、それは簡単ではないようだ。いずれにせよ、数多くの計算を行った結果を得ているので、研究の進展状況としては全く問題ない。来日して6カ月の段階でこの報告書を書いていることを強調したい。
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今後の研究の推進方策 |
まずは現在までに得られた結果を論文としてまとめる。次に、分類を行うこと、実験に近い問題を考えること、法則を定式化すること、など、現在検討している課題について研究をすすめる。
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