研究課題
本研究における身体像拡張の機序解明とモデル化の研究において,研究期間の最終年度となる2018年度は,これまでに開発した身体拡張機構・バーチャルリアリティ環境を活用しながら,認知心理的な観点からの機序解明とモデル化を目指した研究を行った.身体拡張機構としては,ウェアラブルロボティクス技術を活用して,身体に装着したロボットアームを,足などの多様な身体部位の運動にマッピングして操作するシステムの研究を継続し,こうした身体共役系の構築によって多くの被験者が短期間で拡張された身体を操作可能となることを確認した.更に他者の身体の一部をロボットアームにマッピングすることで,複数のユーザに跨がる身体共役系が構築可能であることについても実証した.また,身体共役系の機序解明とモデル化をおこなうため,バーチャル環境において人間と同じ四肢を備えたアバターを用意し,三次元モーションキャプチャ装置を用いて実環境におけるユーザの全身運動とマッピングすることで,自己所有感・運動主体感が生じることを確認するとともに,アバターの身体として手先・足先といった身体の局所的な要素のみを残した条件において,自己所有感・運動主体感がどのように変化するか実験した.こうした認知心理的な検証を通じて,身体共役系における新たな身体像を獲得する機序に関し理解を深めた.そして自己所有感・運動主体感を生起させる身体共役系のための適切なマッピングモデルを構築した.
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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