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2018 年度 研究成果報告書

論理推論・機械学習・物理計算の融合によって「行間を読む」談話解析モデル

研究課題

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研究課題/領域番号 15H01702
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 知能情報学
研究機関東北大学

研究代表者

乾 健太郎  東北大学, 情報科学研究科, 教授 (60272689)

研究分担者 岡崎 直観  東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (50601118)
井之上 直也  東北大学, 情報科学研究科, 助教 (80778605)
鈴木 潤  東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (80396150)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード自然言語処理 / 人工知能 / 知能情報学 / 談話解析 / 仮説推論 / 知識獲得 / 物理計算
研究成果の概要

計算機による深く頑健な談話解析の実現を目的として、仮説推論・機械学習・物理計算を融合した談話解析モデルの構築に取り組んだ。主な成果として第1に、仮説推論を重み付き充足性最大化問題として定式化し、効率的な枝刈り手法を導入することによって説推論モデルの能力を飛躍的に向上させた。第2に、談話理解に必要な世界知識をWebやWikipedia等の文書集合から収集する手法を開発し、その知識を意味・談話解析に利用するモデルの有効性を示した。第3に、運転シーンにおける危険予測を仮説推論器と物理シミュレーションの統合によって実現し、有効性を確認した。開発したデータ、解析器はウェブサイトを通して一般公開している。

自由記述の分野

自然言語処理

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、文章の「行間」を読むことができる計算モデルの構築を目指して論理推論と機械学習の融合を図ったもので、極めて独自性の高い試みであった。仮説論理推論の手法についても既存手法に比べて百倍以上の速度改善を達成しており、実世界データにおける仮説推論の実行可能性を飛躍的に引き上げた。談話解析を物理計算にグラウンディングさせる研究も先例のない挑戦的な試みであったが、その成果として運転シーンからの危険予測技術など実世界へ直接的に組み込める技術の雛形を開発し、「仮説推論による意図理解」というまったく新しい方向性の技術の実例を示した。

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公開日: 2020-03-30  

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