無限次数多重検定法(LAMP)の拡張により、ミッシングヘリタビリティ(MH)の理解に繋がるソフトウエアの開発およびLAMPの拡張によるGWAS、がん体細胞変異の解析を実施した。主な成果は4つある。1.LAMPをGWASで広く利用されているPLINKに統合したLAMPLINKの開発。2.汎用GPUを利用してGWAS解析の高速化をすることで網羅的探索を可能にしたHWY開発。3.国内大規模ゲノムコホートとの連携によるLAMPを用いた解析の実施。4.長期コホート解析で利用される生存解析へ応用したSurvivalLAMPの開発である。以上を総合することで、MHの理解へと繋がるツール群が構築できた。
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