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2018 年度 研究成果報告書

南極氷床コア中ダストのマルチパラメータ分析による氷期・間氷期の気候・環境変動解読

研究課題

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研究課題/領域番号 15H01731
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 環境動態解析
研究機関国立極地研究所

研究代表者

東 久美子  国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (80202620)

研究分担者 本山 秀明  国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (20210099)
平林 幹啓  国立極地研究所, 研究教育系, 特任助手 (20399356)
永塚 尚子  国立極地研究所, 研究教育系, 研究員 (30733208)
櫻井 俊光  国立極地研究所, 研究教育系, 研究員 (00581810)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード南極氷床コア / ダスト / マルチパラメータ / 氷期・間氷期 / 気候・環境変動
研究成果の概要

本研究では、気候・環境変動と深い関わりを持つ鉱物ダストの特性を表わすマルチパラメータを高精度で分析する手法を開発し、これを用いて南極ドームふじ氷床コアに含まれるダストを分析した。最終退氷期~完新世初期を通じてダストのフラックスとCO2濃度の相関が高かったことや、最終氷期の寒冷期に鉱物起源のジプサムが増加した可能性が高いことなどを示した。また、完新世においてダストが多様な発生源からドームふじに飛来したこと、溶存態と粒子態の割合が元素によって異なることなどが分かった。

自由記述の分野

雪氷学、古気候学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ダストは放射強制力に影響を及ぼすとともに、氷床・氷河や海氷上に堆積して雪氷面のアルベドを低下させ、融解を促進するため、気候・環境変動や海面変動と深い関わりを持っている。また、CO2濃度の変動とも深い関わりを持っていると考えられ、本研究で得られたダストの特性、動態、時間変動、CO2変動との関係に関する知見は、CO2の変動や気候変動のメカニズムの解明や将来予測の高精度化に大きく貢献することが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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