研究課題
基盤研究(A)
テキスタイルが誘発する質感や美しさなどのヒトの感情を動かす感性と素材特性の関係を表現できる一つの指標の開発を試みた。人が布から受ける感覚に関する基礎研究として、心地よい温感/冷感に関与する脳部位を特定した。また皮膚と布間の熱移動に関係が深い布構造を考慮した詳細な熱移動モデルを提案した。布をインターフェイスとして他の材料の特性を予測するデザイン設計を試みた。そしてタイの手織物を用いての印象評価と木の皮の質感の間に類似性が存在することを示した。高島ちぢみを用いて触感と視感によるデザインの嗜好と素材の関係を明らかにし、好まれる布の特性とその先に考えられる衣服のシルエットを予測した。
生活科学一般