研究課題/領域番号 |
15H01875
|
研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
今西 裕一郎 国文学研究資料館, その他部局等, 館長 (90046219)
|
研究分担者 |
小山 順子 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (20454796)
神作 研一 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (30267893)
陳 捷 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (40318580)
田中 大士 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (40722137)
落合 博志 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (50224259)
入口 敦志 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (80243872)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | 日本古典籍 / 書誌用語 / 表記 / 古典籍インターフェース / 医学書 |
研究実績の概要 |
国内外において、研究成果を発表するとともに、多くの研究者と討論を重ね当該研究に関する多くの成果を上げることが出来た。具体的には以下の通である。第1回日本語の歴史典籍国際研究集会(2015年7月31日、8月1日)において、「総合書物学への挑戦」のタイトルでパネルを組み、研究成果の一端を発表した。医学書に関しては2015年6月27日、10月31日に公開の研究会を開催した。表記については2015年7月31日、10月16日に公開の研究会を行い、分担者以外のゲストスピーカーを招いて討論を行った。また、佐賀大学で行われた地域学シンポジウム「薬種商烏犀圓からみる江戸時代の佐賀「野中家資料」の可能性を探る」(2015年9月27日)に参加し、烏犀圓における研究成果を発表した。書誌用語に関しては、2016年2月26日に妙法院の蔵書調査を行うとともに、現物を前にしての研究討論を行った。更に、書誌用語の国際化に関して、カリフォルニア大学バークレー校の調査を行う(2016年3月7日から10日)とともに、3月11日には同校においてワークショップを開催し、現地の研究者とともに討論を行った。青少年に向けた古典籍インターフェイスの開発では、2016年3月1日に、共同研究会を開催し、意見交換と研究討論を行った。また、実践的な試みとして、文部科学省情報広場において、八王子みなみ野君田小学校(2015年11月5日)、新宿区立愛日小学校(2015年12月11日)を対象とした普及授業を行った。 各研究においては、必要に応じて下記の箇所において調査研究を行った。奈良大学博物館、仏光寺、妙法院、烏犀圓、カリフォルニア大学バークレー校、くにたち郷土文化館、東京大学駒場図書館、東京都立中央図書館、石川県立博物館、刻律ハングル博物館、高麗大学校、国立台北大学、韓国外国語大学校、ソウル女子大学校、南栄科技大学等。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
計画していた調査や研究発表はおおむね計画通り進行している。その上に、計画外であった海外でのワークショップの計画・開催、あるいは、海外の学会における研究発表などを行うことが出来たため。
|
今後の研究の推進方策 |
調査と研究会をそれぞれの班において計画通り遂行する。ただし、カリフォルニア大学バークレー校での調査とワークショップの継続的開催が可能となったため、特に書誌学用語の国際化のための調査と研究を同校において継続的に開催することとする。
|