研究課題
本研究は、日本・北米・アジア地域で活躍する研究者を中心とした「東アジア古典学」の研究拠点を形成し、各地域の大学院教育へのフィードバックを積極的に行うことで、次世代の「東アジア古典学」を構築しようとするものである。今年度は昨年度に引き続き、以下の6項目を軸とした。1)共同研究会「東アジア古典学」の次世代拠点形成の推進。2)次世代研究者の発表と討議を中心としたワークショップの開催。3)「東アジア古典学」具体化の一環として、教育プログラムに対応した教材作成と刊行を促進。4)3)で編集された教材・著作のドラフト等を試行・活用した実践的なセミナーの開催。5)研究会の記録、教材のドラフトなどの公開。6)「東アジア古典学」の関連文献・データの体系的な整備。いずれも所期の目標を達成することができた。具体的には、1)は、昨年度に引き続き、関連分野で活躍する第一線の研究者を招き、その著作を軸に若手研究者との間で対話を行う研究会を開催した。また「東アジア古典学」の基盤となる書誌学(書物学)の手法と視点を共有するセミナーを慶應義塾大学斯道文庫に協力を仰いで実施した。さらに、5月には東京大学で、9月にはカリフォルニア大学ロサンゼルス校で国内外の研究者を招き研究会を開催した他、3月には最終年度のまとめとなるセミナーを東京大学で開催した。2)は、昨年に引き続き京都大学で「次世代ロンド」を7回行った他、北海道大学でも1回開催し、院生を含めた若手研究者による研究交流を推進した。3)4)は、9月にカリフォルニア大学ロサンゼルス校にて、Japanese Vernacular Kanbun Reader 作成の為の討議を行った。5)は、上記セミナー等の受講学生による当日レポートを英中韓の三カ国語に翻訳し公開することに力を入れた。6)は、『日本書紀』および中国古典に関する資料整備に重点を置いた。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 6件、 招待講演 1件) 図書 (5件) 備考 (1件)
京都大学大学院人間・環境学研究科歴史文化論講座
巻: 16 ページ: 1-9
敦煌寫本研究年報
巻: 13 ページ: 263-276
教養学部報
巻: 1 ページ: 4
帝京日本文化論集
巻: 25 ページ: 印刷中
Studies in Japanese Literature and Culture
巻: 1 ページ: 1-14
The Sea and the Sacred in Japan
巻: 1 ページ: 155-165
日本教育史往来
巻: 233 ページ: 1-3
UP
巻: 47(5) ページ: 17-22
観世
巻: 7 ページ: 16-17
東京大学環境報告書2018
巻: 1 ページ: 19(6-02)
現代思想
巻: 10 ページ: 112-122
超域文化科学紀要
巻: 23 ページ: 1-24
日本近代文学
巻: 98 ページ: 1-14
http://eacs.c.u-tokyo.ac.jp