研究課題/領域番号 |
15H01910
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
吉田 憲司 国立民族学博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 館長 (10192808)
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研究分担者 |
慶田 勝彦 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (10195620)
飯田 卓 国立民族学博物館, 人類文明誌研究部, 教授 (30332191)
和崎 春日 中部大学, 国際関係学部, 客員教授 (40230940)
亀井 哲也 中京大学, 現代社会学部, 教授 (60468238)
Sacko Oussouby 京都精華大学, 人文学部, 教授 (70340510)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 文化遺産 / アイデンティティ / アフリカ / 人類学 |
研究成果の概要 |
現代のアフリカにおけるの有形・無形の文化遺産を巡っては、破壊や衰退、あるいは継承や創造とさまざまな状況が生じている。5年間にわたる本研究では、日本側の研究者が現地アフリカの研究機関・研究者と共同してアフリカ各地の文化遺産の継承の状況を把握し、有形・無形の遺産の集団のアイデンティティ形成における核心的意義を明らかにするとともに、それが個々人の意識の在り方に及ぼす影響についても解き明かすことができた。
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自由記述の分野 |
文化人類学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、研究代表者をはじめとするメンバーのこれまでの文化遺産研究をさらに前進・深化させ、西・東・南部アフリカの文化遺産を介した集団のアイデンティティ形成の様態を明らかにすることができた。 さらに社会的意義としては、現地アフリカの研究機関・研究者と共同して、こうした文化遺産の意義を改めて評価することで、文化遺産の次代に向けての創造的継承につなげるとともに、アフリカの人びとが自らの文化に誇りをもちつつ、異なる文化と共存して生活しうる基盤を涵養することもできたことが挙げられる。
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