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2019 年度 研究成果報告書

2次元無機ナノシートのヘテロ累積による新奇機能開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 15H02004
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ナノ材料工学
研究機関国立研究開発法人物質・材料研究機構

研究代表者

佐々木 高義  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 拠点長 (70354404)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワードナノシート / レイヤーバイレイヤー累積 / 超格子 / 協奏的相互作用 / フロキュレーション
研究成果の概要

分子レベルの薄さの「酸化物および水酸化物ナノシート」に注目し、その組成、構造、形状、サイズを精密に制御して合成することにより斬新な機能性・反応性を有した2次元物質ライブラリーを整備した。次に液相プロセスを介してこれら無機ナノシート、グラフェン等を組み合わせて積み木細工的に集積、組織化、ヘテロ接合を行うことにより、このルートでしか得られない超格子集積体や人工積層ナノ高次構造をデザインして、構成ビルディングブロック間の混成効果、協奏的物性変調を誘起することによって、ユニークな電子的、磁気的、化学的機能が発現することを示した。

自由記述の分野

無機材料科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

分子レベルの薄さの2次元ナノシートを用いることにより、ビームエピタキシー技術に代表される人工格子構築に匹敵するナノ構造デザインが簡便、安価な溶液プロセスで実現可能であることを示したことは極めて大きな意義がある。本研究では酸化物および水酸化物ナノシートを対象として、エレクトロニクス、エネルギー変換、貯蔵機能を設計できることを示した。2次元物質のラインアップはグラフェン、カルコゲン化物、炭化物をはじめとして大きく拡大しており、それらを分子レベルで累積させたナノ構造が様々な組み合わせで構築できることから、今後も多彩な機能開拓、展開が期待できると考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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