中国チベットの標高4300 mに設置されたチベット空気シャワー観測装置と水チェレンコフ型地下ミューオン観測装置との連動実験を行い、世界最高感度でsub-PeV領域宇宙ガンマ線放射天体の探索を行うとともに、TeVからsub-PeV領域の原子核宇宙線・ガンマ線で見た宇宙を探求する。 100m2のミューオン検出器を用いてかに星雲からの0.14 PeV以上のガンマ線放射に対して世界で最も厳しい上限値を得た。又、4200 m2の大型ミューオン検出器を用いた観測を開始・継続中である。その他、数TeV - 1 PeVの宇宙線の精密測定により、恒星時異方性及び太陽地球間磁場モデルに関する新たな知見を得た。
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