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2019 年度 研究成果報告書

宇宙重力波干渉計の地上試験モデルの完成

研究課題

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研究課題/領域番号 15H02087
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関京都大学

研究代表者

中村 卓史  京都大学, 理学研究科, 名誉教授 (80155837)

研究分担者 佐藤 修一  法政大学, 理工学部, 教授 (30425409)
田中 貴浩  京都大学, 理学研究科, 教授 (40281117)
武者 満  電気通信大学, レーザー新世代研究センター, 准教授 (40303028)
阿久津 智忠  国立天文台, 光赤外研究部, 助教 (40564274)
安東 正樹  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (90313197)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード重力波 / 宇宙レーザー干渉計
研究成果の概要

研究開始1年目にLIGOが連星ブラックホール合体時の重力波を初検出した。本基盤A は地球の周回軌道上にDECIGOの10分の1のサイズの干渉計B-DECIGOを打ち上げるとほぼ宇宙の果てまでの連星ブラックホールの合体を観測可能であり、その起源を決定できることを明らかにした。これに基づいて、B-DECIGO→DECIGO(=太陽周回軌道で1000kmのサイズ)というロードマップをDECIGOグループとして決定した。さらに、DECIGOに必須な1)レーザー干渉計地上試験モデル、2)周波数安定化高出力光源、3)ドラッグフリーと精密フォーメーションフライト制御技術、4)軌道設計等に大きな進展があった。

自由記述の分野

相対性理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

人類が宇宙で起きている現象を認識する手段としてはガリレオによる光学望遠鏡に始まり、電波、赤外線、X線、ガンマ線という電磁波が唯一に近かった。電磁波は光速で進む波で最も遠くの情報を得られる。一方、重力波も同じく光速で進む波であり、電磁波と違い、途中の障害物にほとんど遮られないという特徴がある。重力波は2015年に初めて直接観測されたが、それは数十Hzの振動数帯であった。DECIGOというのは0.1Hz 帯の重力波を検出する装置で、それが完成すれば、さらに驚くべき宇宙の姿が明らかになると思われる。本研究はそのようなDECIGOを建設するための基礎研究でその学術的・社会的な意義は大きいと言える。

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公開日: 2021-02-19  

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