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2018 年度 研究成果報告書

荷電レプトンフレーバー非保存探索実験の革新的検出器開発による新展開

研究課題

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研究課題/領域番号 15H02094
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関九州大学

研究代表者

川越 清以  九州大学, 理学研究院, 教授 (40183785)

研究協力者 東城 順治  
吉岡 瑞樹  
三原 智  
西口 創  
深尾 祥紀  
上野 一樹  
田中 真伸  
内田 智久  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードCOMET実験 / ミューオン電子転換過程 / J-PARC / カロリメータ / ストローチューブ
研究成果の概要

本研究の目的は、茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設(J-PARC)において、世界最高強度のパルスミューオンビームと革新的な検出器を用いたCOMET実験によってミューオン-電子転換過程を探索し、素粒子の標準模型を超える物理を発見することである。予算的な施設建設の遅れにより、COMET実験そのものは実験遂行に至らなかったが、本研究の大きな課題である革新的検出器の開発で十分な成果が得られた。すなわち、測定器の中核をなすストローチューブ飛跡検出器と電磁カロリメータの開発は、ビームテスト実験による性能評価も含めて完了し、トリガーシステムの開発も進展した。実機製作に向けた準備は整った。

自由記述の分野

素粒子実験

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒッグス粒子の発見によって素粒子の標準模型は完成し、標準模型を超える物理の発見が素粒子物理の最大の課題となっている。LHCでそのような新現象が発見されない現状において、大強度ミューオンビームを用いた荷電レプトンフレーバー非保存過程の探索が標準模型を超える物理をの探索方法として有力視され、世界的な競争になっている。本研究の成果は、日本のJ-PARCで行うCOMET実験第二期計画で最高の探索性能を出すために必須の測定器開発であり、この成果によって、この分野で日本が世界のトップに立つことが可能になった。

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公開日: 2020-03-30  

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