面発光レーザは,光インターコネクトなど,高速化が強く求められている.微小光共振器を横方向に集積してその光のフィードバック効果により,その変調帯域を大幅に拡大することを目指した.まずレート方程式モデルにより,小信号変調帯域として,50GHzが得られることを示し,結合共振器の数を増やすことで,小信号変調帯域として,100GHzを越える変調帯域の可能を示した.実際に850nm帯結合共振器デバイスを製作して,小信号変調帯域30GHz,大信号変調48Gbpsを実現した.また,低消費電力を進め,100fJ/bitの低エネルギー動作を実証するとともに外部変調器集積光源を製作し, 1mWを越える光出力を得た.
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