環境負荷軽減のため高性能電気自動車用モータの迅速な開発が求められている社会背景を受け,永久磁石用材料や軟磁性箔帯材料の磁区構造や磁界分布を非接触で評価できる波長選択型イメージングシステムを開発した.本研究では,(1) 2台のアナログカメラを用いた偏光差動増幅法による傷つき試料の磁化ダイナミクス像の可視化, (2) 複数軸斜め入射光学系による局所領域の3次元磁化ベクトル解析,(3) 裏面照射型CMOSイメージセンサによる高感度撮像,(4) イメージングデバイスを用いた磁気光学効果の分光一括計測技術 をそれぞれ確立し組み合わせた.
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