研究課題
基盤研究(A)
本研究では、コンパクトで安全、ガス化効率の高い同軸型UCGシステムを構築するために、人工炭層模型実験と、地下の未利用炭層を対象にした小規模現場実験を実施した。その結果、実用可能な熱量のガスを安定して生産できる後退式水平同軸方式を見出した。また、レーザによる炭層への着火方式、AE計測による燃焼・ガス化領域の可視化手法も確立した。生産ガスの無害化・分解処理では、放電プラズマによるオンライン処理の有効性を確認した。現場実験では、大気、地表、地下を対象にした環境監視システムを構築し、UCG実験が周辺環境へ影響を及ぼしていないことを確認した。以上により、実用可能なUCGシステムを開発することができた。
資源開発工学