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2019 年度 研究成果報告書

網羅的exome解析による敗血症関連遺伝子の探索と個別化医療への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 15H02568
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 救急医学
研究機関千葉大学

研究代表者

中田 孝明  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (20375794)

研究分担者 安部 隆三  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (30375795)
関根 章博  千葉大学, 予防医学センター, 教授 (30425631)
織田 成人  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (90204205)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードIL-10 / IL-19 / IL-20 / IL-24 / 遺伝子多型 / SNPs
研究成果の概要

敗血症は遺伝的要因の個人差である遺伝子多型が敗血症の転帰に影響を与える.IL20 rs2981573 G alleleを有する敗血症性ショック患者はA alleleに比して,より長期間臓器不全を呈した.インビトロ実験でlymphoblastoid cellのIL20の遺伝子発現はrs2981573 GG genotypeが有意に高かった.また心臓血管外科術後ICU患者解析では, rs2981573 GG genotypeを有する患者は有意にICU入室期間が長かった.これらより,IL20 rs2981573 GGは,IL20遺伝子発現,敗血症性ショックや心臓血管外科術後の転帰不良と関連した.

自由記述の分野

救急集中治療医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

敗血症は依然致死率が高く,新規発見が必要な重要課題である.遺伝的要因の個人差である遺伝子多型が敗血症の転帰に影響を与えることが広く知られている.敗血症の転帰に影響を与える遺伝子多型を同定し,その情報に基づき個別化医療を行うことで敗血症の生存率が向上すると考えられる.

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公開日: 2021-02-19  

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