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2019 年度 研究成果報告書

モンゴル帝国成立基盤の解明を目指した考古学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15H02607
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 考古学
研究機関新潟大学

研究代表者

白石 典之  新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (40262422)

研究分担者 本郷 一美  総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 准教授 (20303919)
村上 恭通  愛媛大学, アジア古代産業考古学研究センター, 教授 (40239504)
小畑 弘己  熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (80274679)
三宅 俊彦  淑徳大学, 人文学部, 教授 (90424324)
笹田 朋孝  愛媛大学, 法文学部, 准教授 (90508764)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワードモンゴル帝国 / モンゴル高原 / 遊牧文化 / モンゴル考古学 / チンギス・カン
研究成果の概要

本研究はモンゴル帝国(西暦1206-1388年)という強大な王権が、モンゴル高原という寒冷乾燥の厳しい環境の中から如何にして成立したのかという世界史上の課題の解明に考古学から迫った。主な研究方法としては、最初の拠点が置かれたアウラガ遺跡とその周辺の遺跡を調査し、その出土品の分析を行った。その結果、自然環境を考慮した住地の選択、集落での効率的な鉄器生産、農耕の積極的導入、生産拠点をつなぐ交通網の整備など、文献史料からはうかがい知れなかった、モンゴル帝国初期の国家建設の様子が明らかにできた。

自由記述の分野

考古学

研究成果の学術的意義や社会的意義

モンゴル帝国はその後の世界に大きな影響を残した。世界の陸地の5分の1もの広大な版図の統治のためジャムチ(駅伝)とよばれる交通網の整備し、東西交易を活性化させたモンゴル帝国の出現は、グローバル化の序章とか、大航海時代の先駆けと評される。今回の研究ではその萌芽の段階がターゲットになり、チンギス・カンが如何に交通インフラを整備に着手し、それを国家の建設にどのように活用したかを明らかにできた。現在社会が如何に形成されたかを功罪も含めて見直すとき、本研究の成果は少なからず示唆を与えるものになると考える。

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公開日: 2021-02-19  

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