• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

グローバル化時代の捕鯨文化に関する人類学的研究-伝統継承と反捕鯨運動の相克

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 15H02617
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

岸上 伸啓  国立民族学博物館, 学術資源研究開発センター, 教授 (60214772)

研究分担者 浜口 尚  園田学園女子大学短期大学部, その他部局等, 教授 (30280093)
河島 基弘  群馬大学, 社会情報学部, 准教授 (80454750)
李 善愛  宮崎公立大学, 人文学部, 教授 (90305863)
赤嶺 淳  一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90336701)
高橋 美野梨  北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 助教 (90722900)
研究協力者 本多 俊和  
石川 創  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード捕鯨文化 / グローバル化 / 伝統継承 / 反捕鯨運動 / 流通・消費 / 先住民生存捕鯨 / 商業捕鯨 / 小型沿岸捕鯨
研究成果の概要

人類による捕鯨活動は5000年を超える歴史を有しているが、近年、グローバルな反捕鯨運動や気候変動の影響で世界各地の捕鯨活動および捕鯨文化の存続が危機に瀕している。本研究では、アラスカやカナダ極北地域、デンマーク自治領のグリーンランドとフェロー諸島、ノルウェー、アイスランド、日本などにおける捕鯨および捕鯨文化の実態を現地調査によって民族誌的に記録に残すとともに、それらが直面している諸問題や捕鯨文化の将来について比較検討した。人類とクジラの関係はこの半世紀の間に大きく変化してきたが、世界各地の先住民社会や漁民社会では捕鯨が文化的アイデンティティの基盤となっていることが判明した。

自由記述の分野

文化人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、文化人類学的な現地調査がほとんど行なわれていなかったアラスカやカナダ極北地域、グリーンランド、ノルウェー、アイスランド、フェロー諸島などの捕鯨と捕鯨文化の実態、捕鯨が直面している諸問題について記録し、比較検討した点に学術的な意義がある。また、反捕鯨運動や地球温暖化などが捕鯨に及ぼした諸影響を解明した点にも学術的な意義がある。さらに、世界が抱える捕鯨問題を考え、解決を模索するための情報を発信した点に社会的な意義がある。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi