研究分担者 |
小川 泰信 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 准教授 (00362210)
山岸 久雄 国立極地研究所, その他部局等, 名誉教授 (20132714)
岡田 雅樹 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40270425)
田中 良昌 国立極地研究所, 研究教育系, 特任准教授 (50425766)
田口 真 立教大学, 理学部, 教授 (70236404)
尾崎 光紀 金沢大学, 電子情報学系, 准教授 (70422649)
片岡 龍峰 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (90462671)
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研究実績の概要 |
前年度にチョルネス観測点に設置した全天高速オーロライメージャやフッサフェル観測点に設置した先端的VLF波動観測装置の自動運用を順調に実施した。チョルネス観測点では、プロトンオーロラスペクトログラフの自動運用も開始し、モニタリングデータ高時間分解能(20Hz)記録用新データロガーも設置した。また、チョルネス観測点から約56km離れたKarhollにあるCIAO(China-Iceland Aurora Observatory)周辺の電磁環境調査を行った。 アイスランドでの観測については、2017年9月16日~9月25日の期間に、4名が出張し、既設機器の保守作業の他に、チョルネス観測点にて、20Hzモニタリングデータ収録システムの新規設置、簡易型全天TVカメラの高感度機種への交換、VLF観測装置設置場所候補地の選定などを、フッサフェル観測点にて、大気電場観測装置の新規設置、簡易型全天TVカメラの高感度機種への交換などを実施した。 2018年3月~4月の期間に合計11晩、昭和基地とチョルネス観測点との間のオーロラ同時観測を実現出来た。特に3月17日には、オーロラブレークアップやそれに引き続く脈動オーロラなど活発なオーロラ活動について、共役性の高い同時オーロラ観測データを取得することが出来た。 「あらせ」衛星との同時観測機会が、2017年4月から2018年3月の間に毎月それぞれ、10, 4, 5, 5, 4, 5, 7, 8, 7, 10, 8, 8回あり、昭和基地のオーロラ光学観測との同時観測は、少なくとも9回実現することが出来た。また、MMS衛星との同時観測データや、「あらせ」衛星とMMS衛星両者との同時観測データなども取得することが出来た。 その他、昭和基地とアイスランド観測点における超高層モニタリングデータやオーロラ光学観測データのアーカイブ・公開を継続して行った。
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