• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

ボルネオ島・スマトラ島での野外調査にもとづく東南アジアの樹木フロラの網羅的解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 15H02640
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 生物多様性・分類
研究機関九州大学

研究代表者

矢原 徹一  九州大学, 理学研究院, 教授 (90158048)

研究協力者 田金 秀一郎  
遠山 弘法  
永益 英敏  
内貴 章世  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード熱帯林 / 植物種多様性 / 新種 / クスノキ科 / 分子系統解析 / 次世代シークエンサー
研究成果の概要

種多様性がとくに高いボルネオ島とスマトラ島を重点に野外調査を実施し、ミャンマー・タイ・マレー半島・ラオス・カンボジアで補足調査を実施した。種数が多いクスノキ科などについて東南アジア全種を対象に分類学的研究を進めた。クスノキ科シロダモ属、ニッケイ属、シナクスモドキ属についてMIGseqによる系統解析を行った。シロダモ属では55種が確認され、うち38種(69%)が新種だった。シナクスモドキ属では27種が確認され、14種(52%)が新種だった。ニッケイ属では104種が確認され、31種(30%)が新種だった。これらの結果から、東南アジア熱帯林にはいまも多くの未記載種が残されていることが明らかになった。

自由記述の分野

生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

急速に失われている東南アジア熱帯林に多くの新種樹木が残されていることを明らかにすることで、その保全上の重要性に関する科学的根拠を提示した。また、生物多様性観測に関する国際ネットワーク(GEO BON, AP BON)に貢献した。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi