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2018 年度 研究成果報告書

省エネルギーのためのスパース最適制御理論の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 15H02668
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 数理情報学
研究機関北九州市立大学 (2016-2018)
京都大学 (2015)

研究代表者

永原 正章  北九州市立大学, 環境技術研究所, 教授 (90362582)

研究協力者 Chatterjee Debasish  
Quevedo Daniel  
Vidyasagar Mathukumalli  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード最適制御 / スパースモデリング / 圧縮センシング / モデル予測制御 / 凸最適化 / 省エネルギー
研究成果の概要

本研究では,制御入力の休止区間(制御の値が0である時間区間)を最大化する新しい最適制御を開発し,省エネルギーの観点からその有効性を示した.非平滑最適制御理論にもとづき,L0最適性の必要条件を導出し,その性質を明らかにした.また近接作用素を用いた高速アルゴリズムを導出し,モデル予測制御の枠組みでの有効性を示した.
本研究では,インドやドイツ,米国の研究機関との共同研究を積極的に推進し,多くの国際共著論文を執筆した.本研究の成果は世界的に評価され,IEEEシステム制御部門の国際賞 Geroge S. Axelby 最優秀論文賞を受賞した.

自由記述の分野

制御理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

超スマート社会 (Society 5.0) の実現において,重要な技術的課題の一つが省エネルギーの達成である.超スマート社会においては,様々なシステムが複雑に関係し,システム的な観点から消費エネルギーの最小化を数理的に定式化し,実行することが極めて重要である.本研究は,そのような全体最適化の数理的な基礎を与える研究であり,大きな社会的意義を持つ.また,本研究で提案したL0最適制御は世界的にも新しく,現在では多くの研究者に影響を与えている.したがって,学術的な意義も大きい.

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公開日: 2020-03-30  

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