研究課題/領域番号 |
15H02693
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
柴田 義孝 岩手県立大学, その他部局等, 特任教授 (80129791)
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研究分担者 |
石田 智行 茨城大学, 工学部, 講師 (00719148)
内田 法彦 福岡工業大学, 情報工学部, 准教授 (10610298)
湯瀬 裕昭 静岡県立大学, 経営情報学部, 教授 (30240162)
白鳥 則郎 早稲田大学, 理工学術院(国際情報通信研究科・センター), 客員上級研究員(研究院客員教授) (60111316)
高畑 一夫 明海大学, 歯学部, 非常勤講師 (60226909)
山田 茂樹 国立情報学研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (80332154)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 情報通信学 / 自然災害 / 防災 / コグニティブ無線 / 無線LAN / SNS / DTN |
研究実績の概要 |
日本では防災・減災に資する技術の開発はもっとも重要な研究テーマの一つであり、安心・安全な都市基盤の構築が最優先課題とされている。一方東日本大震災の現地調査から、ほとんどの災害情報通信ネットワークは優先制御や通信品質制御機能も無く、このため安否確認や医療情報等緊急を要する情報伝達が遅れ、その結果自治体職員や医療従事者の復旧活動が遅れるという致命的な問題点があった。また震災直後から各携帯通信事業者は移動中継車を配備して復旧を図ったが、多くの被災地域では数か月に渡って通信が途絶したり限定されるなど通信の安定性を欠いた。 今後大規模地震、集中豪雨などが発生した場合の情報伝達は困難をきわめることが予想され、特に南海トラフ地震や東海地震のような巨大震災が予想されている地域においても劣悪な通信環境を避けるべく緊急に対応が迫られている。 そこで、今後予想される大規模災害時においても住民の安心・安全性を確保するための情報通信手段として、次世代ネバー・ダイ・ネットワーク(NDN-X:Never Die Network, neXt)システムおよびその応用の開発を実施する。具体的には小型軽量の自立再生電源を有し、SDN(Software Defined Network)をベースとした衛星通信や異種の複数無線,モバイル網等を組合わせたコグニティブ無線ルータを開発し、これを固定/移動/空中中継可能なネットワークとして融合させてNDN-Xを開発する。そして通常時はもとより大規模災害時においてもシステム故障や通信切断箇所を常時監視して最も適切なリンクや経路を動的に選択して再構成し、全体として自立的にしぶとく稼働させることにより劣悪通信環境でも繋がる大規模災害対応ネットワークNDN-Xおよびその上で効果的に動作する災害情報応用システムの研究を開発し、実際にプロトタイプを構築して有効性を示す。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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