• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実績報告書

「地域の知」のためのデータ寄付・時空間構造化・永続化支援プラットフォームの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15H02791
研究機関秋田大学

研究代表者

有川 正俊  秋田大学, 理工学研究科, 教授 (30202758)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード地域の知 / 地理情報システム(GIS) / ジオメディア / 時空間データベース / エコシステム / データ永続性 / 生涯学習 / 位置情報サービス
研究実績の概要

本年度(H30)は最終年度であり、過去3年間に開発したプロトタイプの検証・改良・拡張・実験およびそれらの理論の体系化を行った。デジタルデータ中心アーカイブの現状の問題点、アナログコンテンツ中心アーカイブの現状の問題点などを明らかにして、過去のレガシーのデータ・コンテンツ・システムを切り捨てるのではなく、それらを活かし
、新しい技術や文化も取り入れ、低コストで現実性が高く、永続性がある協調型アナログ・デジタル空間・地図アーカイブ・システムのプロトタイプおよび理論の構築を行った。また、以下の3つのプラットフォーム・モジュールの理論構築を行った。
(A)「データ寄付」モジュール:利用者自身のログデータをオプトアウト方式ではなく、オプトイン方式でデータ寄付する枠組みの体系化、およびそのプロトタイプを実現し、実証実験を行った。小さな組織でも、利用者のプライベート・ログデータ保護を実現したまま、大企業や中央政府などに依存することなく、地域ごとに独自の利用者ログのビッグデータを容易に構築できる健全で堅実的な基盤としての意義を明らかにした。
(B)「時空間構造化」モジュール:独自開発した空間メディアのためのマップコラージング技術を応用して、年表などの人が創作した時間メディア表現コンテンツを対象に時間コラージングの枠組みとプロトタイプを開発し、アナログ時空間表現を対象とした共通デジタルプラットフォーム・エコシステムの基礎を体系化した。
(C)「永続化」モジュール:デジタルデータとしての(1)情報的永続化、アナログ表現としての(2)物質的永続化、人から人へと技術・知識・文化を効率的で現実的に移転できる(3)人間社会的永続化の利用者環境を体系化し、そのプロトタイプの実現をとおして、今回提案した枠組みの有用性と現実性を明らかにした。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] まちあるき向けルート地図動機オーディオツアーとGPS自動再生の可能性と限界2019

    • 著者名/発表者名
      有川 正俊,鶴岡 健一,Lu Min
    • 雑誌名

      文部科学省認定社会通信教育 秋田大学理工学部 通信教育講座 機関誌「テクネ」

      巻: 95 ページ: 96-120

  • [学会発表] ビッグデータの地域産業活性化への活用2019

    • 著者名/発表者名
      有川 正俊
    • 学会等名
      第6回秋田科学技術協議会 科学技術フォーラム
    • 招待講演
  • [学会発表] 異種空間センサ統合によるカメラに基づく屋内ナビゲーションの試み2019

    • 著者名/発表者名
      伊東 慎平,有川 正俊,田山 稜大,髙橋 秋典
    • 学会等名
      第81回情報処理学会全国大会
  • [学会発表] GPS連動オーディオツアーを対象としたウォーキング言語のデザインと実装2019

    • 著者名/発表者名
      田山 稜大,有川 正俊,鴇田 星斗,髙橋 秋典
    • 学会等名
      第81回情報処理学会全国大会
  • [学会発表] バーチャル・ジオフェンスの実装・実験とログ分析による改善2019

    • 著者名/発表者名
      鴇田 星斗,有川 正俊,田山 稜大,髙橋 秋典
    • 学会等名
      第81回情報処理学会全国大会
  • [学会発表] 視線情報に基づく観光パンフレット注目領域抽出システムの試作2019

    • 著者名/発表者名
      佐藤 蓮,髙橋 秋典,有川 正俊
    • 学会等名
      第81回情報処理学会全国大会
  • [学会発表] Human-Centered Ubiquitous Mapping2018

    • 著者名/発表者名
      Masatoshi Arikawa
    • 学会等名
      Institute of Remote Sensing and Geographic Information System, Peking Univ.
    • 招待講演
  • [学会発表] 東京大学柏図書館が所蔵する紙地図のデジタルアーカイブ化の試み2018

    • 著者名/発表者名
      鍛治 秀紀,Lu Min,Si Ruochen,有川 正俊,小口 高
    • 学会等名
      日本地図学会 平成30年度定期大会
  • [学会発表] 点型ジオフェンスの定式化と実装による検討2018

    • 著者名/発表者名
      有川 正俊,司 若辰,鴇田 星斗,田山 稜大,髙橋 秋典
    • 学会等名
      平成30年度電気関係学会東北支部連合大会
  • [学会発表] GPS連動オーディオツアーのサービス操作のためのウォーキング言語2018

    • 著者名/発表者名
      有川 正俊,田山 稜大,鴇田 星斗,司 若辰,髙橋 秋典
    • 学会等名
      平成30年度電気関係学会東北支部連合大会
  • [学会発表] 視線によるグラフィックスデザイン投票システムの試み2018

    • 著者名/発表者名
      髙橋 秋典,佐藤 蓮,伊東 慎平,有川 正俊
    • 学会等名
      平成30年度電気関係学会東北支部連合大会
  • [学会発表] 光学空間センサーを用いた高精度位置情報サービスの試み2018

    • 著者名/発表者名
      髙橋 秋典,有川 正俊,伊東 慎平,佐藤 蓮,司 若辰
    • 学会等名
      平成30年度電気関係学会東北支部連合大会

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi